人気の革「ブライドルレザー(牛革)」
「ブライドルレザー」って、ご存じですか?
牛革なのですが、牛革の中でも非常に手のかかった人気の革です。
ブライドルレザーとは?
フルグレインカウハイドと呼ばれる成牛の表面の皮を時間をかけて天然植物エキスでなめし、ロウ(蝋)をしみ込ませた皮革のことです。
また「銀面」と呼ばれる成牛の皮です。
どのように生まれた革?
英国生まれの馬具用に開発された皮革なのです。
ブライドルとは馬の頭部に装着するクツワや手綱などを指します。
ロウをしみ込ませることで皮革の繊維を引き締め、頑丈で耐久性に優れた皮革になります。
馬具での使用に耐えうる丈夫な革です。
どうやって作るの?
フルベジタブルタンニングという自然のものを成分とした溶液に浸すタンニン鞣しを約10週間もの時間をかけて行います。
そして、天然成分を配合された染料で、スプレーを使って塗布をした後に乾燥をさせます。
革の深部にブライドルグリースと呼ばれる蜜蝋と獣脂を混ぜ合わせた油脂を革の中に染みこませます。
こうした作業により作り上げた革をブライドルレザーと言います。
このように手のかかるブライドルレザーはコードバン(馬革)と共に人気の革です。